美空ひばり



美空ひばりさんの最後のステージとなった小倉公演のCD。
そもそも販売することを目的として録音されたものではないゆえ、音源の質も本人の歌唱も、いわゆる「美空クオリティ」には及ばない。
けれど、ドクターストップを押し切り、文字通り命を懸けて歌い切った最後のステージ、その終盤に収められている「川の流れのように」は、何度聴いても胸の奥の奥にくる。

1989年と言えば、僕は高校2年生かな。
その後の僕の人生は、まさに「でこぼこ道や曲がりくねった道」の連続だったけど、「愛する人をそばに連れて夢探しながら」、ここまで歩いてこれた。


「1滴の雨が木の根を伝ってせせらぎが小川になる。やがて大河になってゆっくりと海にたどり着く。人生っていうのも同じように真っ直ぐだったり、曲がっていたり、流れが速かったり、遅かったり…本当に川の流れのようなものなのよ。でもね、最後はみんな同じ海にそそいでいるのよ。」


僕も少しは大人になったから、今ならわかる。
今こそ、ひばりさんのこの言葉を、強く噛みしめたい。
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