定食屋
もうとっくに正月気分がすっかり抜けている丸川です。
今日は、三重グッドデザイン賞の認定式で三重県庁へ行ってきました。
そこで古くからの知り合いと喫茶店で密愛デートをしてたときのこと、いずれはやっぱり、もう一度「飲食店」をやりたいと、僕。

2年くらい前に料理人の友人と立ち上げた飲食店は、おかげさまでお客さんはたくさん来てくれたけど、わずか9ヶ月で店を閉じた。
それは売上うんぬんよりも、わずかな期間であっという間に僕の思い描いていたお店ではなくなってしまったからだ。
僕はとにかく、三重県産の食材を使った、美味しくてあったかくてかっこいい「定食屋」を作りたかった。
昔はどこにでもあった、おかずがすでに並べてあって、自分でそれを選ぶ、そういうスタイルの、そういう雰囲気の、現代版。

料理人の友人とも、そこのコンセプトは一致していたはずだった。
それがいつの間にか「飲み屋」になっていった。
飲み屋が悪いわけじゃない。
定食屋をやりたかっただけ。
もちろん、定食屋にもお酒はおいてあるけど、あくまでもご飯が中心の定食屋、ってイメージ。

そうなってしまった責任はすべてを彼にまかせっぱなしにしてた僕にあった。
僕は、もし彼がどうしても飲み屋をやりたいのならば、そのこと自体は全然よかった。
むしろ応援したいと思った。
ただ、それならそれは、自分のお金でやってくれ、と彼に言った。

お酒は利益率がいい。
お酒は儲かるのかも知れない。
お酒を飲めるいいお店もいっぱいある。
お酒を飲みたい人もたくさんいる。
それはそれで全然いい。
文句は何ひとつない。で
も僕はお酒を飲まない。
だから僕は飲み屋に行くことは滅多にない。
日本の白いご飯が死ぬほど好きだから、美味しいご飯と、そのご飯を美味しく食べられるおかずのある定食屋に行きたい。
それも、かっこいい定食屋に。
でも、おしゃれな定食屋じゃない。
かっこいい定食屋。
ここ大事。

いつかまた、三重県産の食材が満載の定食屋をやりたいなあと思ったりする。
まあ、それが僕のやるべきことならば必ずそうなるだろうし、僕のやるべきことでないならそうならない。
ただ、それだけのことなんですけどね。


【丸川商店のお知らせ】
〇 お米農家やまざき チャリティーキャラバンin神楽坂に出品
〇 三重テラス(東京・日本橋)でトークショー
〇 ててて見本市2016に出展 など。
2016年



あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

2016年も、僕らしく、あなたらしく。