絶空半蔵



三重県を代表するお酒のひとつ、大田酒造さんの「半蔵」。
その半蔵と三重問屋のコラボ商品「絶空半蔵」のラベルをデザインさせていただきました。

半蔵といえば忍者の服部半蔵。
その服部家の家紋にもなっている2本の矢をちょっとデフォルメ。

絶空半蔵は、温度管理が難しく、手間暇のかかる伝統的な木桶で丁寧に作られたお酒。
シンプルなラベルですが、飲んだ時の味の印象とラベルのデザインの印象が一致することを心がけて、すっきりしゃきっと、でもなめらかで爽やかで奥ゆかしい感じ、なデザインにしました。

ぜひに。
2021.09.28 04:21 | Permanent Link | 日記・デザイン
unfe



乳がんの手術などで失ってしまった乳輪・乳頭を、皮膚に色素を注入することによって再建する技術を、パラメディカル・アートメイク、と言う。
乳輪・乳頭以外にも、乳房の再建、外傷、火傷、皮膚疾患、白斑などの、手術では再建が困難な治療をアートメイクの技術を用いて行う最先端の治療方法だ。

この分野に15年以上も前から取り組んでいる業界の先駆者が、築地育美さんという三重県津市出身の女性。
今でこそ、乳輪・乳頭の再建において、日本で最も多くの症例を持つ業界トップの技術力を誇る彼女だけど、ここまでの道のりは決して平坦ではなく、今までに重ねたパイオニアならではの苦労は数知れない。

この業界へ進んだきっかけは、当時、看護師として担当していた19歳の女性が乳がんの手術で乳輪・乳頭を失い、「こんなんじゃもう、一生彼氏もできへんよなあ・・・」と寂しく下を向いて泣いている姿を見たこと。

どんな言葉を、どうかけてあげればいいのかわからず、彼女自身も、自分の無知に苦しんだ。

こんな辛い思いをする女性をひとりでも減らしたい。「生まれたままの姿」ではなく、「自分らしくいられること」こそが「ありのまま」であり、何かが欠けているのではなく、それも含めて自分らしさなのだと、誰もが自然に思える社会を実現したい。そのためにも、まずは暗闇から抜け出して、自分のことをもっと好きになって、心から笑顔になれる日常を取り戻してほしい。そう心に決めて、彼女の挑戦がはじまった。


今回僕は、共通の知り合いから紹介を受けて、彼女が立ち上げる乳輪・乳頭の再建を専門で行う新ブランド「unfe(アンフェ)」の立ち上げをプロデュースすることになった。

まずはネーミングとロゴを制作。
彼女の話をたくさん聞いて、僕の頭に浮かんできたキーワードは、
「unfearing(恐れない)」
「unfeigned(誠実に)」
「unfenced(邪魔するものはない)」
「unfetter(自由に)」
「unfettered(縛られない)」
など。
そこから、それらに共通する「unfe(アンフェ)」をブランド名とした。

ロゴマークは、「u」「n」「f」「e」の文字を組み合わせ、それを左右対称とすることで、右と左、本物の乳輪と見分けがつかないほどの高い技術力を表現した。
ロゴが少し傾いているのは、逆風や向かい風にも負けないしなやかさを表現したかったから。


乳輪・乳頭は再建できる。
そういう選択肢があることを、もっと多くの人に知ってほしい。
そのために、今後もやらなければいけないことがたくさんあるけど、クリエイティブの力で、彼女のこの偉大なる挑戦を支えていければと思う。

unfe medical design
https://unfe.jp
2021.09.26 01:24 | Permanent Link | 日記・デザイン
みらい図鑑



TOKYO FMさんの「みらい図鑑」のコーナーで、松阪もめんと、丸川商店オリジナルの10年日記帳「日事記(ひじき)」について、少しだけしゃべらせていただきました。

放送は、9月25日(土)午後13:55~14:00です。
TOKYO FM系列の全国38のFM局でお聴きいただけます。

短いコーナーですが、お時間が合う方はお聴きください。
以下のサイトにアーカイブが残るそうですので、聞き逃した場合はご覧ください。
https://www.tfm.co.jp/miraizukan/

ちゃんとしゃべれてたかなあ。
三重弁出ちゃってるかなあ。
まあええか。

ということで、よろしくお願い致します。
マリ・クレール





丸川商店の商品を取り扱っていただいているフランスのAchikochiさんのご厚意により、フランスのマリ・クレールのウェブマガジンにて松阪もめんをご紹介いただきました。

Achikochiさん、ありがとー。
日事記



2006年から2年間の試行錯誤を経て、2008年に販売を開始した丸川商店オリジナル10年日記帳「日事記(ひじき)」。

先日の「マツコの知らない世界」にて、KREVAさんがご紹介してくださった影響はまだ続いています。
番組内で商品名(日事記)が出たわけでも、KREVAさんが口にしたわけでもないのに、メディアってすごいですね。

ネットで検索してみると、「マツコの知らない世界」の放送以降に出来たであろう日事記に関する新しいページをいくつか発見。
どれも好意的な内容を書いていただけているので、スタッフ一同、感謝感激の日々です。

発売当初から多数のショップさんに日事記を卸して販売していただいていますが、その中のひとつ、ZUTTO(東京)さんの日事記の紹介ページは何回見ても飽きません。

メーカーである丸川商店の日事記のページの何十倍もの情報量(笑)。
本当に使ってくれているんだなあ、という熱量がちゃんと伝わってきます。

ZUTTOさんの日事記のページにも書いてありましたが、日事記は1日1行のスタイルなので、気負わずに続けられる日記です。
ですが、無理に毎日、何かを書かなければと思う必要もありません。
何も書かない日があったとしても、それもよし。
次の年にその空白を目にして、何も書くことがなかったのか、それ以外の理由か、いずれにせよ、そこに自分は確かに存在していたし、そうやって歩いてきた道を思い返すことはできます。

人は忘れることで生きていける。
人は振り返ることで生きかえす。

日事記が大切にしている「本の佇まい」は、日事記がただの記録帳ではなく、そこに綴られていくものは、「自分の人生=物語」だと考えるからです。

世界でたったひとつの、あなただけの10年物語。
コロナや災害で悲しいニュースも多いですが、10年後はきっと世界中が笑顔であふれる日々でありますように。


▼ ZUTTOさんの紹介ページ
https://www.zutto.co.jp/blog/category/howtouse/704

▼日事記の紹介サイト
https://hijiki.storeinfo.jp/
朝・天香春梅プレミアム



新たな食卓の定番酒として昨年誕生した三重県の地酒「朝(あさつ)」の梅酒シリーズ「朝・天香春梅(あさつ・てんこうしゅんばい)」に「プレミアム」が加わりました!

もともと梅酒好きな僕は、今まで色んな梅酒に手を出してきましたが、天香春梅プレミアムはお世辞抜きに別次元の美味しさ!
三重県産の梅だけを使っているのも、三重県民としては誇らしい。

梅酒好きの方、朝・天香春梅プレミアム、絶賛発売中です!


【お問い合わせ先】
(資)早川酒造部(三重県三重郡川越町)

【特約販売店】
マスダ(津市)
ナガタヤ(伊賀市)
リカーショップヒラオカ(伊賀市)
酒のあおき(伊勢市)
田所酒販(伊勢市)
べんのや酒店(志摩市)
KANPAIISESHIMA(志摩市)
マツコの知らない世界



2021年8月31日放送の「マツコの知らない世界」にて、HIPHOPアーティストのKREVAさんより、丸川商店の10年日記帳「日事記(ひじき)」をご紹介いただきました。

近年、日記をつけることによる身体や生活へのメリットが世界中で言われるようになり、さらに、ステイホームの影響もあってか、日記をはじめる人が増えていると聞きます。

2008年にリリースした丸川商店の日事記は、自分が欲しいと思える日記帳がない、だったら作ろう!と、勢いだけで作った商品でした。

10年分の今日を記していくこのスタイルは、当時ではまだ珍しかったように思います。

KREVAさんがおっしゃった、「365日日記」というフレーズがすごくチャーミングだったので、僕もこれからはこの「365日日記」というフレーズを使わせていただこうと思います。

これからも、真摯にモノづくりを続けていきたいと思います。
KREVAさん、そして僕と同い年のマツコさん、ありがとうございましたー!

▼日事記
https://hijiki.storeinfo.jp

▼丸川商店
https://www.mrkw.jp