昼寝しよう
町内のゴミ捨て場にゴミを捨てにいく途中、1匹のカエルが前を横切っていった。
だからというわけではないが、これからの僕がやらなければならないことは、まず、本当は「なんだかなあ」と思っている付き合いや仕事をすべてやめること。
意味を感じない人やコトからきっぱりと離れること。
時と場合によるけど、時々いい人ぶるのはもうやめよう。
住みたいとこに住もう。
乗りたい車に長~く乗ろう。
自分のデザインに、あらゆるものを集中していこう。
もっと軽く生きよう。
そのために、体重も軽くしよう、がんばって。

会いたい人に会いにいこう。
会いたくない人のことは存在自体を忘れてしまおう。
付き合いの長さに縛られないようにしよう。
木や花や草や水や、そんな自然ともっと溶け合おう。
娘達の夢を聞いてあげよう。
僕の夢も聞いてもらおう。
自分をもっと信じてやろう。
自分をもっと解放しよう。
大好きな人にはまっすぐに大好きと言おう。
常識を疑おう。
正義も疑おう。
自分にあった価値を見つけよう。

恥をかこう。
つまずいて倒れたら寝転んで星を見よう。
ビジネス書や自己啓発のたぐいの本は全部捨てよう。
もっと絵を描こう。
曲作りもまた再開しよう。
新しいギターを買おう。
ハーモニカの掃除をしよう。
上ではなく前を目指そう。

もう一回昼寝して、夢の続きを見よう。
あの人が夢に出てきたら、今度こそはちゃんと告白しよう。
そしてちゃんと、フられよう。
やりたくないことはもうやめよう。
やりたいことだけがんばろう。
かっこつけて清く正しく生きていこう。
いずれくるその日に、ざまあ見ろとほくそ笑んで死んでやろう。


ちょっと疲れたから、また昼寝しよう。
その前に、もう一回、おしっこしておこう。
佐藤卓さんと。



デザインに心が踊りまくったのは、ディーターラムスのデザインを知った時。
ただし、20代前半の僕こそが、デザイナーは装飾屋だと思い込んでいたもんだから、そのデザインの本意は全く理解できていなかった。

東京に出て、わりとすぐにデザイン事務所を立ち上げて、最新のデザインや最新の技術を追い求めまくっていた日々。
やがてお決まりのように頭を打ち、デザインを嫌いになりかけていた時、僕を救ってくれたのが工業デザイナーの柳宗理さんの存在だった。

その後、自分なりの方向性がようやく固まってきた時、それを応援してくれたのが、僕が勝手に師匠と呼んでいる、グラフィックデザイナーの柏木江里子さん。

そのおかげで、ようやくにしてデザインってものを理解することができるようになり、自分なりの方法論や定義を人に話し始めた頃に、スタッフが教えてくれた、デザイナーの佐藤卓さんのデザインや考え方、存在そのものにドーンっと背中を押してもらえた。
これが極めつけ。
これで僕のデザインの方向性はほぼ固まった。

しかし、これまで、柏木さん以外の3人とお話させていただいたことがなかったんだけど、今回、ようやく佐藤卓さんとお話させていただくことが叶った。
やっぱり思い描いていた通りのお人柄で、ますます好きになりました。

紹介してくれた登子さんには心からの感謝と全身で愛を届けたい気分です。
本当に本当に、ありがとう〜!
銀座・手仕事直売所
今年もこの季節がやってきました!
松屋銀座で開催される「銀座・手仕事直売所」に今年も参加させていただきます。

2回目の時から参加させていただいて、今年で5回目。
このイベントは他にはないワクワク感が満載で、僕らは1年の間、このイベントのことを頭に常に置きながら活動をしています。
 
このイベントでは毎年、良い出会いに恵まれることが多く、今年はどんな出会いがあるのか、考えただけでもワクワクします!
ただ、ここ数年はイベント全体の売上げにあまり貢献できていないので、今年こそは巻き返したい!といつも以上に鼻息荒い丸川です。
 
今年からは、新しいスタッフも加わり、新たな丸川商店のスタートといった感じ。
残念ながら僕は土曜日までしか東京にいられませんが、あとは東京のスタッフと三重の新しいスタッフががんばってくれることでしょう!
 
東京なので三重県の人に「お気軽に」とは言えませんが、もし奇跡的に東京へお越しの際はぜひお立ち寄りください。
普段は販売に立たない作り手本人達が直接販売する滅多にない機会です。
ものづくりに関わる人やデザイナーとかも必見のイベントだと思います。


▼銀座・手仕事直売所
http://goo.gl/aeSDvO
日本の色の名前って本当に素敵です。

それにしても、K100は「黒」ではなく、「呂(RO)」って言うんですね。
お恥ずかしいことに知らなかった。

大好きな色です、呂。


▼NIPPON COLORS
http://nipponcolors.com
群言堂
先日、群言堂および石見銀山生活文化研究所の松場登美さんが自宅に来てくださり、色々なお話を聞かせていただきました。
もともと僕が東京にいる時に、ブルー&ホワイトの加藤エイミーさんのご紹介で、旦那様の松場大吉さんが僕のショップにお立ち寄りいただいてからのご縁。
でも、三重県出身だという奥さんの登美さんとはなかなかお会いする機会がありませんでした。
 
登美さんと言えば、「復古創新」の言葉の通り、古き良き技術やモノを活用して、新しい商品を次々に提案する生粋のクリエイター。
かつて、銀山の町としてにぎわった大森町も時代の変化と共に衰退。
そんな中、登美さんは群言堂を立ち上げ、もともと大森町にあったごくふつうのかっこよさを時代に合わせて正しくデザインして、新たなブランドを構築。

現在では、それに共感して大森町をはるばる訪れる人が後を絶たない。
何事もなかったかのように淡々と語るのはいかにも登美さんらしいけど、モノ作りにおいても、町おこしにおいても、彼女の言葉は経験と実績に裏付けされた強さと確かさがある。
語り尽くせないほどの苦労もあったはずだが、楽しんでるだけよ、と笑う「普通さ」がなんともかっこいい。
 
登美さんを松阪駅にお送りしたあと、帰りの車中でなんとなく思う。
「デザイナー」をやめたら、「デザイン」にとらわれることもなく、しばられることもなく、もっと自由に、もっと大胆に、心ゆくまでのびのびと、大好きな「デザイン」ができるのだろうか。
 
昼間はセミ、夜は鈴虫。
季節が交差していきます。


▼群言堂
http://www.gungendo.co.jp
セシル
先日、クリエイターの箭内さんもテレビで紹介していましたが、実は僕もここ最近、浅香唯さんの「セシル」がなぜか頭から離れません。
僕にとってのアイドルは、この時代の人達で終了していますが、そんな昔のアイドルの曲で、このセシルはベスト5に入る好きな曲でした。

この曲が発売されたのは僕が16歳の時。
あの頃は歌詞の意味もたいしてわかってなかったと思いますが、40を超えた身には染みてきます(笑)。
問題発生
カベは上を向かせる。
ガケは下を向かせる。
同じ「問題発生」でも、その出会いが意味するものはまるで違う。

何回も言ってることだけど、避けるべきカベなのか、飛び越えるべきハードルなのか、目の前の問題がどっちなのかの、その見極めが大切。

さあ、今回の「問題発生」はどっちだ?
じっくりと、でもスピード感をもって考えてみる。
横浜パラトリエンナーレ







夕方になってようやく雨があがり、吹いてくる風がなんとも気持ちいい横浜は象の花テラス。

今日は、象の花テラスで開催中の横浜パラトリエンナーレへ。
参加者達みんなの素敵な笑顔で会場内は陽だまりのような心地よさです。
横浜



雨の横浜に来ています。
町の清掃作業



本日の朝は、町の清掃作業に参加してきました。
がんがんの日差しではなかったけれど、結構な蒸し暑さで、3カ所も蚊に刺されてしまいました。

実は本番は明日の朝なのですが、明日は出張で出れないので、そういう人のための予備日が今日でした。
住んでいる家の組によって場所が決められているのですが、作業が順調に進んで、決められた場所の雑草がなくなってしまったので、明日の本番の人達用の場所の草も取り始めていたら、「そこは明日の人達がやる場所なんやからやらんでええ」と、おじいさんに注意されてしまいました。
でも、それで明日の人達が少しだけラクになるならそれでいいんじゃないの?、と思いましたが、「そうですか、わかりました」とだけ答えて場所を移動しました。
なんだかなあ。

それと、作業をしている最中、ほうきがあればラクだなあと思う作業があって、でもほうきは持ってきてないので、刈った草で簡易のほうきを作って使ってみたら思いのほか使いやすく、ボロボロになってもそのままほかの雑草と一緒に捨てられるってのが楽チンだなあと思いながら軽快に作業を続けていた時、今度は別のおじいさんが近寄ってきて、「あんた、そんなもん使わされとるんかいな。これ、わしのほうき、使い。」と言って、ほうきを渡され、自作の雑草ほうきは敢え無くゴミ袋へ。
もちろん、カチンと来たわけではなく、ちゃんとお礼も言いました。
だって善意で言ってくれているわけですから。
でも、結構、雑草ほうきでの作業を楽しんでたんだけどなあ。

ま、そんな土曜日でした、というご報告。