名も無きデザイナー



今日は、津市のVOLVOXで、若手建築家達とのトークショーでした。
デザイナーと建築家、相通じるところがたくさんあることが嬉しかった。
似てる苦労も結構あったし。

トークショー終わりに、ある男性と少しだけ話しをした。
その方は運送会社につとめているそうで、「僕は建築家でもデザイナーでもないんですけど」と、遠慮がちに自分を僕に紹介した。
いやいや、そういう人にこそ聞いてほしい話しがいっぱいあるんです、そう思った。

いろんな所で何度も何度も言ってることだけど、デザイナーは装飾屋ではない。
装飾もするけど、仕事は決してそれだけじゃない。
運送会社の人であれば、日々工夫をして、無駄をなくし、より効率よく、かつ安全に運送できる方法を考えたりしてるはず。
そしてできれば、ちょっとかっこよく。
それはすなわち、デザインであって、デザインと無関係な人なんて、きっと一人もいない。

デザイナーには国家資格がない。
それはきっと、誰もがデザインという渦のひとつになれるためなんだと思う。
デザインは、日々の暮らしの中で繰り返され、積み重なっていく。
アリも花も草も、山も川も海も、デザインを重ねて、日々を生きている。

うちに新しく入社したスタッフの女の子は、デザイナーではない。
そんな彼女に僕が期待することはまさにそれであって、彼女がデザインという概念を全身で理解できたとき、きっと彼女は、デザイナーという肩書を持たない一般の人達、そんな、名も無きデザイナー達の心に火を灯し、背中を押すことができるはず。
「私は建築家でもデザイナーでもないんですけど」と遠慮がちに話す、たくさんの誰かの背中を。
「私だってデザイナーじゃないけど、毎日の暮らしがちょっとだけ豊かになるように、一緒にデザインしていきましょうよ」、そんな感じにね。
経営者意識
例えば、手取りで25万円もらうためには、

手取り:25万円
社会保障(会社負担):5万円
社会保障(個人負担):5万円
一人当たりの経費:35万円
会社の利益:70万円
合計:140万円

上記の例でいくと、140万円の売り上げを上げる必要があります。

「経営者意識」というものが全くないスタッフは、こういうことを考えたことがないのかもしれません。
25万円もらうために、25万円しか売り上げてなければ、その時点で会社側は赤字。
こういうことは若い時から知っておいたほうがいいと思います。
大雪



今日は大雪。
午前中の仕事を全部やめて、娘と雪遊びを堪能しました。
雪遊びのあとは一緒にお風呂で足湯して、美味しいお昼ご飯を食べました。

あいかわらずの不安定さと大きなリスクを常に抱えている自営業ですが、こんな時の自由度はまさに特権!

娘のはしゃぐ笑顔が何よりのご褒美です!
いやあ〜、楽しかった!
ただ、腰が痛いのを忘れてはしゃいだので、あとが怖いけど。