UDON IS NO BORDER.
先週末は、ミエノコの取材へ香川県へ。
子どもの頃から食べ慣れた伊勢うどんが大好きな僕ですが、香川に行って讃岐うどんを食べないわけにはいかないと思い、お昼に讃岐うどんを食べたところ、これがまた旨い!
伊勢うどんもいいけど、讃岐うどんもいいですね。
どっちもあるのがやっぱりいいんです。
どっち派とかそんなくだらないことはいらない。
ことうどんに関して言えば、色々なうどんがあるってことが幸せなんだと思います。
日本は小さな島国ですが、三重県の中でも、隣と隣の町がいがみあっている場所がたくさんあります。
村々で絆を固めるって言えば聞こえはいいですが、それが安全を守る大切な要素であった時代はまだしも、現代はもう、そんな時代ではありません。
伊勢うどんもいいし、讃岐うどんもいい。
間違いなく、それが正しいと思うのです。
民族間での争いや、宗教間での争いや、国と国との争いや、そういうものがいかにくだらないものか、たった1杯のうどんからでも知ることができます。
例えば宇宙。
ひとつのスペースシャトルに同乗するのは、同じ国の人々ではなく、いろんな国の人々が共にミッションに挑みます。
昔、ある宇宙飛行士の人が、地球に無事に帰還してきたときに言ってた有名な言葉がありました。
「1日目や2日目は、シャトルの窓から地球を見て、皆が自分の国を指さして、あれが自分の国だと言った。3日目や4日目には、皆が、それぞれの国がある大陸を指さすようになった。そして5日目になると、ただ一つの地球を見つめて、あれが僕らの星だ、と言って、地球をじっと眺めていた。」
あるサイトでは、
「宇宙飛行士たちが例外なく言うことは、国家や民族間の争いや戦争、宗教間の対立がバカバカしいということだ」
と書かれていました。
さらに、
「シャトルから眼下に地球を見ていると、いま現に、このどこかで人間と人間が領土やイデオロギーのために対立し、ついには戦争まで起こして、互いに殺し合っていることが、ほんとうに信じられないくらいバカげていると思えてくる。声を出して笑い出したくなるほど滑稽だと思えてくる。宇宙から地球を見ると、違いよりも同じもの同士という意識が強まる。表面的な違いは消し飛んで、同じものに見える。本質だけが見えてくるのだろう。そして、国境などというものは人間が勝手に作り上げたものだいう考えを持つようになるのである。宇宙体験をすると、これまでの世界観が一変するなら、いま紛争を抱えている国の指導者はもちろん、世界の指導者は宇宙体験をすべきだ。そして、この地球の姿をしっかりと見ればいい。そうすれば戦争はやむ。そこから地球の姿を見たなら、戦争のおろかさ、無益さに気づくだろう。」
とも。
取材の夜、ゲストの会社の上司の方とお食事をさせていただいて、色々なお話を聞いているうちに、讃岐うどんと伊勢うどんが1食ずつ入っている商品を作ってしまいたいと思った。
切磋琢磨はいいけれど、どっちが勝つとか負けるとかではなく、今日は讃岐うどん、明日は伊勢うどん、でいいではないか。
どっちも旨い。それが全てなのだから。
NO BORDER。ONE。
多様性を認めながら、それを楽しみながら、大きな大きな、「ひとつ」になればいい。
手をつないでみんなでゴールの運動会には賛成できないけれど、ライバル達と競いあった試合が終われば、あとはみんな、「ひとつ」だ。
互いを尊敬し、学び、刺激を受け、勝負を挑み、共に向上し、より良い世界を一緒に目指す。
讃岐うどんを食べながら、そんなことを考えるほど、うどんは「人生」をも教えてくれる、最高のソウルフードでした。
香川サイコー!
次のミエノコもお楽しみに!
子どもの頃から食べ慣れた伊勢うどんが大好きな僕ですが、香川に行って讃岐うどんを食べないわけにはいかないと思い、お昼に讃岐うどんを食べたところ、これがまた旨い!
伊勢うどんもいいけど、讃岐うどんもいいですね。
どっちもあるのがやっぱりいいんです。
どっち派とかそんなくだらないことはいらない。
ことうどんに関して言えば、色々なうどんがあるってことが幸せなんだと思います。
日本は小さな島国ですが、三重県の中でも、隣と隣の町がいがみあっている場所がたくさんあります。
村々で絆を固めるって言えば聞こえはいいですが、それが安全を守る大切な要素であった時代はまだしも、現代はもう、そんな時代ではありません。
伊勢うどんもいいし、讃岐うどんもいい。
間違いなく、それが正しいと思うのです。
民族間での争いや、宗教間での争いや、国と国との争いや、そういうものがいかにくだらないものか、たった1杯のうどんからでも知ることができます。
例えば宇宙。
ひとつのスペースシャトルに同乗するのは、同じ国の人々ではなく、いろんな国の人々が共にミッションに挑みます。
昔、ある宇宙飛行士の人が、地球に無事に帰還してきたときに言ってた有名な言葉がありました。
「1日目や2日目は、シャトルの窓から地球を見て、皆が自分の国を指さして、あれが自分の国だと言った。3日目や4日目には、皆が、それぞれの国がある大陸を指さすようになった。そして5日目になると、ただ一つの地球を見つめて、あれが僕らの星だ、と言って、地球をじっと眺めていた。」
あるサイトでは、
「宇宙飛行士たちが例外なく言うことは、国家や民族間の争いや戦争、宗教間の対立がバカバカしいということだ」
と書かれていました。
さらに、
「シャトルから眼下に地球を見ていると、いま現に、このどこかで人間と人間が領土やイデオロギーのために対立し、ついには戦争まで起こして、互いに殺し合っていることが、ほんとうに信じられないくらいバカげていると思えてくる。声を出して笑い出したくなるほど滑稽だと思えてくる。宇宙から地球を見ると、違いよりも同じもの同士という意識が強まる。表面的な違いは消し飛んで、同じものに見える。本質だけが見えてくるのだろう。そして、国境などというものは人間が勝手に作り上げたものだいう考えを持つようになるのである。宇宙体験をすると、これまでの世界観が一変するなら、いま紛争を抱えている国の指導者はもちろん、世界の指導者は宇宙体験をすべきだ。そして、この地球の姿をしっかりと見ればいい。そうすれば戦争はやむ。そこから地球の姿を見たなら、戦争のおろかさ、無益さに気づくだろう。」
とも。
取材の夜、ゲストの会社の上司の方とお食事をさせていただいて、色々なお話を聞いているうちに、讃岐うどんと伊勢うどんが1食ずつ入っている商品を作ってしまいたいと思った。
切磋琢磨はいいけれど、どっちが勝つとか負けるとかではなく、今日は讃岐うどん、明日は伊勢うどん、でいいではないか。
どっちも旨い。それが全てなのだから。
NO BORDER。ONE。
多様性を認めながら、それを楽しみながら、大きな大きな、「ひとつ」になればいい。
手をつないでみんなでゴールの運動会には賛成できないけれど、ライバル達と競いあった試合が終われば、あとはみんな、「ひとつ」だ。
互いを尊敬し、学び、刺激を受け、勝負を挑み、共に向上し、より良い世界を一緒に目指す。
讃岐うどんを食べながら、そんなことを考えるほど、うどんは「人生」をも教えてくれる、最高のソウルフードでした。
香川サイコー!
次のミエノコもお楽しみに!
バカ者
のとわ食堂 閉店のお知らせ
すでにご存知の方もいらっしゃいますが、改めてご報告です。
三重県の地産地消を応援する飲食店として、昨年の4月に幼なじみと共同でオープンしました「のとわ食堂」ですが、誠に勝手ながら、今月末で、閉店させていただくことになりました。
これまでご愛顧頂きました皆々様には、心より感謝致します。
オープンから1年足らずでの閉店ですので、多くの方にご心配をお掛け致しましたが、これが最善の道だと判断した結果ですので、今回の経験を無駄にしないように、前へ前へと進んでいきたいと思います。
三重県の食と農業をデザインでサポートする「のとわプロジェクト」は、イストグラフの一部門として引き続き継続していきます。
そして、僕が思い描いていた「のとわ食堂」を、またいつか、どこかで。
本当に、ありがとうございました。
三重県の地産地消を応援する飲食店として、昨年の4月に幼なじみと共同でオープンしました「のとわ食堂」ですが、誠に勝手ながら、今月末で、閉店させていただくことになりました。
これまでご愛顧頂きました皆々様には、心より感謝致します。
オープンから1年足らずでの閉店ですので、多くの方にご心配をお掛け致しましたが、これが最善の道だと判断した結果ですので、今回の経験を無駄にしないように、前へ前へと進んでいきたいと思います。
三重県の食と農業をデザインでサポートする「のとわプロジェクト」は、イストグラフの一部門として引き続き継続していきます。
そして、僕が思い描いていた「のとわ食堂」を、またいつか、どこかで。
本当に、ありがとうございました。
新しい風
健気な織り機
先日、新しく入社したスタッフの実地研修を兼ねて、松阪木綿の織元の工場へ行ってきました。
僕はこれまで、何度もここを訪れていますが、初めて工場内を見た人は必ずと言っていいほど感動してくれます。
毎回、西口社長が丁寧にガイドをしてくださり、松阪木綿を販売していくことの意味や意義を胸に刻む、とても貴重な体験です。
で、僕はと言うと、毎回、西口社長がゲストにガイドをしてくださっている間、ひたすら同じ動きを繰り返す織りの機械をぼーっと眺めて「無」になれる至福の時を味わっています。
最高!
今年は、松阪木綿をはじめ、三重県の伝統工芸の継承と、販路をさらに広げていくことに、ますます力を入れていきたいと思います。