開け閉めボタン



長らく、エレベーターの開け閉めボタンのデザインがわかりにくくて、一瞬どっちなのか迷ったりして間違えやすい、という問題があちらこちらで議論されてきたわけですが、現在でも、新しい定番や常識になりそうなアイデアやデザインはなさそうです。
とりあえず文字を併用したりして対策が取られてきましたが、それでは何のためのマークなのか。

結局、シンプルな三角の向きで表現するのがわかりづらいなら、ちゃんと矢印で表現するしかないのではないか、または、マル(あける)とバツ(しめる)のほうがわかりやすいんじゃないか、とか、僕も僕なりに色々と考えてきました。

そんな中、「アップル・パーク」の建設がいよいよスタートし、僕はきっとそこに設置されるエレベーターのボタンには、アップルらしい、何か新しいアイデアやデザインが試されているはずだ、と大いに期待しました。

そして最近、ようやく少しずつ、内部の映像が紹介されはじめてきてて、僕は真っ先にエレベーターが写っている映像を探してみました。
で、結果としては、やはりというか、結局、世界共通のあのマークを採用したのかあと、なんだかちょっと残念な気持ち。
まあ、もしかしたら法律で決められていたりして変えられなかったのかもしれないけど。

それでも、くるりと半回転していくエレベーターはおもしろいけど、ボタンのデザイン、本当にそのままでよかったんでしょうかねえ、アップルさん。


▼動画
https://www.youtube.com/watch?v=LVdk6mXfjno
ポップで楽しいデザイン。
なんか、どれも楽しげでいい。
僕とは畑が全然違うけど、なんかこう、楽しく、さりげなく、問題や課題を解決するのって、言葉で言うのは簡単だけど、実現するのは結構難しい。
ポップで楽しいデザイン。
進む道は違えど、大いに勉強させていただきます。

さて、日本の伝統工芸はどうか。
伝統という見えない壁で自分達を守っている「つもり」の人たちがまだまだはびこる業界。
自分達の「サビ」を落とそうともせず、海の風の塩分のせいにしてばかり。
伝統を守っているのではなく、それ以上のものを創り出す勇気がないだけでは?

道のりは、果てしなく、険しく、遠い。


http://design-compe.jp/nominate2017
軽キャン
一昨年のデザインセミナーで、

「近年、若者の車離れがちょっとした問題になっていますが、センスのいい軽キャンパーがあれば売れると思う。東京の若者達は近い将来、車に住み始めるだろうから。」

という話しをした時、おじさん達はポカンとしていたのに対して、少し若い世代の人達の反応はよかった。

今でもこの考え方は変わらないけど、いかんせん、世の中のキャンピング系の車のセンスはどうにもおじさん臭いものばかり。
これじゃあ若者には響かないだろうな。
おじさん達がおじさん目線で作ったキャンパーで週末を楽しむのは大いにいいことだと思うけど、おじさん目線ではなく、若者目線や女性目線の軽キャンパーもあればいいのになあと思う。

いつかはデザインしてみたい。


http://gigazine.net/news/20170903-live-in-car/