未来への希望
モラルや心よりも先に、経済が成長してしまったこの国の末路。
3歳の子どもに、ハーレーやハマーを与えるようなもの。

デザイナーという仕事はしばしば、悪しき経済成長を助長してしまう。
デザイナーも、センスや技術を使いこなせる、「心」を成長させないと。

「学びて然る後に足らざるを知り、教えて然る後に困しむを知る。」

未来への希望を捨てずに、心して。

https://secure.avaaz.org
車椅子ブランコ・プロジェクト
車椅子のまま乗れるブランコが作りたい!
この笑顔が、日本でも見てみたい!

http://youtu.be/v5YaLD1uum0
車椅子ブランコ・プロジェクト
車椅子ブランコですが、まずは子ども用からスタートしましょう。
実現の可否を問わず、一度デザイナー仲間とデザインを考えてみたいと思います。
ただし、友人からも指摘がありましたが、車椅子ブランコを遊具として公園とかに設置するには、結構厳しい安全基準などのクリアや許可とかが必要になってくるはず。
それを踏まえた設計が不可欠です。
かなり専門的な分野なので、一度このあたりも調べてみます。
どなたか詳しい方をご存じの方がいらっしゃったら、ご紹介もお願いします。

まあ、いきなり公園とかは難しいようなので、どなたかの私有地でスタートってのが現実的かもしれませんね。
大台のフォレストピアとかには、木でできた遊具がいっぱいある公園があるので、そこに設置してもらうってのも手かもしれません。
ほかにも候補地の情報があれば、合わせてご紹介ください。
宜しくお願い致します。
ブランコ



16年ぶりに三重に戻って、現在借りているこの家に引っ越してきたとき、娘のために簡易の手作りブランコを作った。
時間が出来たらもっとちゃんとしたやつをって思っていたけど、娘はそのまま楽しそうに使っている。
最近では立って乗れるようにもなった。
現在は、第2弾として、すべり台を考案中。
冬までには完成させないとな。

そういえば、公園へ行って、そこにブランコがあると、今でもなんだか乗ってしまう。
僕の見た目で乗ってるとかなり怪しい感じになるけど、娘が一緒ならたぶん許される。
許されてると、信じてる。

きっと、車椅子を使っている子ども達の中には、まだ一度もブランコに乗ったことがない子がいると思う。
その子が生まれてはじめてブランコに乗ったとき、どんな笑顔を見せてくれるだろうか。
その笑顔が見れるなら、ただそれだけでいいんじゃないかと思う。
そのためだけに、いい歳した大人達が全力でプロジェクトを立ち上げる。
車椅子ブランコを作る理由なんて、それで十分だと思うんです。

さあ、実現させよう。
待っててね、子ども達。
車椅子ブランコを作ろう!プロジェクト



どんなことでも諦めずに挑戦していこう。
楽しいことをひとつずつ実現していこう。
どんなに困難な問題でも必ず答えはある。
明日やっと見つかるかもしれない答えを
今日で諦めてしまうのはもったいない。
 
君にもできること、僕にもできること、
僕らにしか出来ないことが、きっとある。
 
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ということで、まずは車椅子ブランコを実際に作ろうと思います。海外製のものを購入すれば済む話かもしれませんが、自分達で作ったらもっと楽しいと思うので、以下の中でご協力いただける仲間を募集します。ご参加いただける方は、直接またはメッセージにてご連絡ください。

(1)設置する場所をご提供していただける方
(2)作業場をご提供していただける方
(3)設計をお手伝いしていただける方
(4)材料をご提供いただける方
(5)組み立てをお手伝いしていただける方
(6)車椅子の方でテスターになっていただける方
(7)材料費をご協力いただける方
 
設置場所は、できれば誰でも気軽にいける場所が理想です。
僕は僕で、既存の公園で設置できる公園がないかを行政にも聞いてみます。
それ以外にも設置できる候補の場所は多いほうがいいので、場所をご提供いただける方、またはそういう人を知っている方はご紹介ください。

設計に関して、できれば車椅子の構造に詳しい方もいると大いに助かりますね。
車椅子のメーカーにも問い合わせてみます。
あと、基本はすべてボランティアでの参加となりますのでご理解ください。
できればこのプロジェクトで作ったオリジナルデザインの車椅子ブランコは、そのあと販売もできればいいなと思います。
売れたらそのお金でもう一台作る。
さらに売れたらさらに作る。
全国の車椅子の方が普通に日常的にブランコを楽しめる世の中になるために、どんどん作って広めていきたいなあと思っています。
 
どんなことでも諦めずに挑戦していきましょう。
楽しいことをひとつずつ実現していきましょう。
僕らにしか出来ないことが、きっとあるはずだから。
丸い穴に丸いものを入れていく作業



障害者雇用率ワーストワンからの脱却を目指すプロジェクト、バードライク。
少しずつ準備を進めています。
障害者雇用についての勉強も進めていますが、やはり、色々と問題や課題が多いなあというのが正直な感想です。

あるサイトでは、雇用する側である企業が求めるものは利益や効率で、雇用される側の障害者のある方たちが求めるものは配慮や安全であり、そもそも求めているものが違う両者は相反する関係であり、無理に企業という枠組みへ障害者を押し込もうとするのはナンセンスだ、とありました。

いうなれば、丸い穴に四角いものを無理矢理に押し込むな、ということでしょう。
その中で、ユニクロ会長の柳井さんの言葉が引用されていました。
「障害者がいる店舗の方が障害者がいない店舗より売上が高い。それは、障害者が仲間にいることで、みんなが彼・彼女をサポートしようとする。そうするとお客さんの困った点に気づくことができる」。
なるほど。

つまりはやはり、企業側の意識改革も必要だし、障害者を持った方々を単純に既存の企業へ無理矢理に押し込んで、雇用率さえ上げればいいっていう感じの障害者雇用促進事業ではダメだ、ということなんだと思います。
それは何も障害者の世界だけではなく、男性のために作られたような会社のルールの中で女性が出世するのは確かに大変で、その中でのし上がるために産まれたばかりの子どもを保育園に預けなければならないような世界はやっぱり異常で、それなら女性のためのルールを採用している会社がもっともっと増えていくべきなんだと思うんです。

ちょっと話がそれましたが、一方で、農業の分野での障害者雇用率はあがっているそうで、太陽が昇ったら畑へ行って仕事して、日が沈んだら家に帰る、という自然体な働き方があっているとのことでした。
まあこれも、障害の種類や程度によるので一概には判断できませんが、僕はやっぱり、障害者だからこそできることが必ずあると思うし、それを活かせる場を作っていくことが何より大切なんだと思います。
そのためにもまずは、三重県内の障害を持った方々が、それぞれどんな得意技を持っているかのデータベース化も必要だなあと感じています。

素直に、単純に、地味に、丸い穴に丸いものを入れていく作業。
それを、たくさんの人を巻き込んでいきながら、デザインな、クリエイティブな感覚や方法で実現していきたいなあと思っています。
BIRDLIKEプロジェクト



すでに皆さんご存じの通り、三重県は障害者の雇用率が全国ワーストワンです。
実際は数字のマジックがあって、単純にワーストワンとは言い切れなかったりするんですが、それでもかなりダメな状況であることには変わりはありません。

ここ数年、障害者の方や障害者の子どもを持つ方との交流が不思議と増えました。
その中で驚いたことは、障害者の子どもを持つ方達が、もちろん大変なことだらけなんだけど、その子との毎日を心から楽しんでいる姿でした。
そんなこともあって、昨年、二人目の妊娠がわかったとき、「最近、障害者の子を持つ人との出会いが多いってことは、もしかしたら、この子は障害を持って産まれてくるって合図かもしれないな。心構えをさせてくれているのかも知れない。」と、そんなことをふと思ったりしました。

それを奥さんに話したら、奥さんも「そうかもしれないね」と。
でも二人とも、「それならそれでなんとかなる。どんな天才が産まれてくるか、この子といる人生を目一杯に楽しもう!」って笑いながら、奥さんのお腹に向かって、どんな君でも大好きだから、安心して出ておいで、お姉ちゃんも心待ちにしてるよ~と、奥さんと長女と3人で話しかけながら10ヶ月を過ごし、先日、無事に産まれてきてくれました。
この子に障害があるかどうかは、もっと大きくならないとわかりませんが、障害があってもなくても、美人でもそうでなくても、お父さんが大好きって子でもそうでなくても(泣)、変わらず愛おしい存在です。

そんなこんなもあり、昨年から、うちの事務所でも何か障害者関連のプロジェクトが出来ないだろうかと模索し、準備を進めてきました。
そしてようやく、準備が整ってきて、プロジェクト名も決定しました。
プロジェクト名は「BIRDLIKE(バードライク)プロジェクト」。
バードライクマン(鳥みたいに自由な人)という言葉からとりました。

以前、横浜のイベントで、しょうぶ学園の福森さんが、「世間一般から不自由だと思われている障害者は実は、自由だと言われている僕らよりも自由だ」ということをおっしゃっていて、それを僕なりに解釈し、「障害者=自由人」という発想から名付けました。
確かに、僕らは実はとても狭い世界の中で、本当はよくわからない大量のルールに人生を縛られて、便利になるはずの新しいテクノロジーのせいで、それについていけずより不便になってしまう人達がいたり、あれが出来ない、これが足りないと毎日何らかの不安をかばん一杯に詰め込んで一人で焦りまくっている僕らって、パソコンもできない、新聞も読めない、手紙も書けない、電話もできないけど、でも別にだからといって困っているわけではない彼らよりも、やっぱり不自由なのかもなと感じます。

僕らの社会のルールに当てはめようとするから「障害」だと言われるわけで、彼らの世界において彼ら彼女らは「普通」ってこと。
ただ、障害とひと言で言っても、内容や重度によっても事情は全然異なるし、全ての障害者の人達が、「障害者雇用」という枠組みに当てはまるってわけではないから、焦らずに確実に進めていくことが大切なんだと思います。
まずは勉強。
何事もまずはそれから。
バードライクな彼ら彼女らの世界を、ゆっくり、じっくりと理解していこうと思います。

バードライク・プロジェクトでは、今後、障害者雇用促進事業や商品開発、小売り、商品のブラッシュアップサポート、イベント等を開催していく予定で、正規スタッフとボランティアスタッフを募集する予定です。
まだサイトもオープンしていないし、スタッフの募集もはじまっていませんが、もしすでにご興味がある方がいらっしゃいましたら、ご連絡いただければ優先的にご案内させていただきます。
プロジェクト自体のスタートは今秋頃を予定しています。
好きを仕事にするために必要なこと
ウォンテッドリーの仲暁子さんの「好きを仕事にするために必要な、たったひとつのシンプルなこと」というエントリー。

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「好きなことをやればいい。けど、何が好きなのか?そもそもわからない。そういった方がすごくたくさんいると思います。
28年間生きてきてわかったことは、「情熱を注ぎ込めるものを、最初から持っている人はいない」ということです。
これは岡本太郎の言葉から気づきを得たのですけれども。

世の中の偉業を成し遂げている人たちというのは、最初から情熱があったり、「これが好きだ!」と言って、そのことをしたのではなくて、とにかく目の前にあったオプションを、ひとつひとつ、愚直に地道にシンプルにやっていって、ダメだったらすぐ次! そしてその次のことに全力で向かう! ということを、愚直に地道にやっていった結果、これは自分が情熱を注げるものだと気づいたり、これは自分が好きなことだ、これを自分はやりたかったのだ! と気づく。

ということが、私もわかってきたんですね。
ですので私も、ともかく目の前のオプションに全力でタックルして、やってみることにしました。」

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彼女が言うように、自分が心底情熱を注げる仕事や役目を見つけたい、でも、どうすれば見つけることができるのかがわからない、という話はよく聞きます。
僕だってそのひとりでした。

今でも、これが本当にやりたかったことだろうか、という思いというか戸惑いというか不安というか、そういうものを常に心のどっかに持ちながら仕事してます。
僕にしか出来ないことがきっとあるはずだ、僕の使命はなんだろうか、と。

でも、いつの頃だったか、とにかくひとつひとつ乗り越えていけば、きっといつか、これだ!と「感じる」はずだ、その出会いを「心」は知っているはずだから、だから今はとにかく心が導かれるまま歩いていこう、みたいなことを大切にするようになりました。

僕がここ数年、気になって取り組みだしているのが、教育の分野です。
これまでにも、多くのデザイン会社やデザイナーやクリエイター達が取り組んできていることだし、東京などの都会では今や当たり前のように理解されていることだろうし、中小企業の中でも、デザイン思考が大切だ!と取り組みを始めているところも少しずつ増えてきましたが、三重県ではまだまだ全然です。

デザイナーだからできる、想像力と創造力とイノベーションのコツというか感覚を子ども達に知ってもらい、理解し、会得してもらうための教育。
子どもの頃にそういう教育を受けて、それを多くの子ども達が理解できれば、さらには、そういう土壌というか土台を作ることができれば、おのずと地方は活性化するはずだ、という思いからです。

簡単ではないですが、もしかしたら、これが使命であったりするかもしれません。
とにかく今は、心が導くほうへ、歩いていこうと思います。
主夫業



多くの皆様から大変温かいメッセージをいただき、心から感謝致します。
本来ならばおひとりずつにお返事したいのですが、この場をお借りしてお礼申し上げます。

実は、おなかの中の赤ちゃんの発育状態があまり良くなく、出産日の2~3日前の最後のエコーの時も2300gほどしかないということで心配しておりましたが、生まれてみれば2900g近くあり、最新技術もわりと当てにならないもんだなあと実感しました。
でも何より、無事に、元気に生まれてきてくれたこと、それだけで十分です。

現在、奥さんと次女は産後入院中で、つまりは僕が仕事をしながら主夫業も担当しなければいけないわけで、長女の世話に掃除に洗濯に、なんだかこういう時は仕事もじゃんじゃん重なったりして、正直もうフラフラです(笑)。

なんだか次女の誕生の感動に浸っている暇がないって感じです。
どこでもそういう感じなんでしょうかねえ。
数日後には母子ともに帰ってくるので、浸るのはその後のお楽しみにとっておきます。
長女も、日に日にお姉さんモードになってきた様子です。

というわけで、長女「いと」、次女「こと」ともに、今後とも末永く、宜しくお願い致します。