アホの坂田
関東の人には、あまり馴染みがないかもしれませんが、関西圏で育った僕らにとって、吉本新喜劇のアホの坂田こと、坂田利夫さんは、なんだかんだ言っても、やっぱりスターです。

子どもも大人も、みんな、いっぱいの愛を込めて、彼をアホと呼びます。
まあ、そんな文化、東京じゃあ通じませんが(笑)。

僕はいつも、テレビでアホの坂田を見るたびに、彼にこう言われているように感じています。
 
「かっこつけんなや、かっこ悪い。」
 
はい、師匠!
東京のお年寄り



東京のお年寄りには、田舎のおばあちゃんみたいに、畑仕事で腰が曲がったままになってしまった人はほぼいない。
東京のおばあちゃん達は、あんな風に腰が曲がるのは嫌だろうけど、そうやって腰を曲げてくれる人がいたから、美味しい野菜が食べられてきたわけだ。

そう考えれば、田舎のおばあちゃんの腰が曲がった小さな小さな背中は、やっぱり美しいんだなあと思う。
東京にて。







aeru目黒店からの、12月のイベントの打ち合わせで、ひっさびさのスパイラルへ。
スパイラルの受付電話は懐かしの黒電話。
あと、アップルストア表参道の開放感はすごいです。

昼間は暑かった東京も夜はかなり冷えてきました。
明日は渋谷でインタビューを1件受けて、山猿はそのまま山へ帰ります。
いちごに



伊賀・青山ホールにて行われた「いちごに」のコンサートが大盛況のうちに終了しました。
演奏力といい、お人柄といい、色んなところで何度も言っていることですが、とにかく「いちごに」は最高です!

ミエノコ合唱隊の子ども達も、リハの時の心配はどこへやら、本番が一番上手でした。
よくがんばった~。
急遽、僕も一緒に歌うことになりましたが、子ども達の邪魔になってなければいいんですが。
これからビデオを見て確認します。

最後に憧れのいちごにのお二人と記念撮影。
それにしても、かわいすぎるぞ、この2人。

いちごにのお二人、そして子ども達、素敵な夜をありがとう~!
いちごに×ミエノコジョイントコンサート





今週19日の日曜日に、伊賀市の青山ホールにて、「いちごに×ミエノコジョイントコンサート」が開催されます。
このコンサートは、三重県出身で、現在は東京を中心に多方面で活躍中のピアニスト、惠村友美子さんのユニット「いちごに」の演奏を中心としたコンサートですが、なんと、ミエノコがコラボをさせていただくことになり、伊賀の子ども達で結成された、この日限りの「ミエノコ合唱隊」が登場します!

子ども達が歌う曲は「ヒカリの花束」という曲。
そう、きっと誰も知らない曲です。
それもそのはず。
この「ヒカリの花束」は、この日のために、僕が作詞して、惠村さんが作曲したオリジナル曲なのであります!
それを、伊賀の子ども達が歌う。
叫びたいほど、めちゃくちゃ楽しみです!

有料のコンサートではありますが、いちごにの圧倒的な演奏力で魅せる最高のステージと、伊賀の子ども達で結成された、この日限りのミエノコ合唱隊のがんばる姿を、ぜひお見逃しなく!
女の子



3歳になる長女も今でも時々ありますが、3ヶ月になった次女を見て、ほぼ全ての人がたっぷりの自信を持って「かわいい男の子ですね~」と言う。
中には、「男の子の兄弟は大変でしょうね~」と返答に困ることを何の疑いも持たずに言ってくる人もいたり。

こうなったら、「こう見えて、女の子です」という缶バッヂを作って売るしかないな。
全国の同じ思いをされている親御さん達、めげずに乗り越えましょう!

誰が何と言おうと、たまらなくかわいくて愛おしい娘達です。
こう見えて。
銀座・手仕事直売所 2014



今年も、松屋銀座で開催された「銀座・手仕事直売所」に参加させていただいた。
5回目の参加となる今年も、いい出会いがたくさんあった。
それと同時に、やっぱり反省点もたくさんある。
なんで毎年あるんだろう。
成長しないのはなんでだろう。
まあ、それはゆっくりじっくり考えるとして、一番の反省点は、自分たち自身が、自分たちの商品のことをまだまだ完全に理解できていないと感じることだ。
 
丸川商店は毎年、松阪木綿の商品を出品している。
もちろん、お客様に比べたら、松阪木綿について、僕たちは圧倒的な量の知識を持っている。
でも、やっぱり完全ではない。
もっと的確に、もっと手短に、もっとスマートに、商品の良さや、その商品があることで生活がどのように満たされていくのかを、納得できるレベルで全然説明できていない。
ましてや、押し流されるような人混みの中で、通り過ぎるお客様へ確実に訴求していく言葉と店構えが絶対的に必要なんだ。
 
アインシュタインさんも言っている。
「簡にして要の説明ができないのは、十分に理解できていないからだ」。
そう、説明するのが苦手なんじゃない。
まだまだ完全に理解できていないから、まだまだうまく説明できないのだ。

ドイツの画家、ハンス・ホフマンさんも言っている。
「簡素化というのは、不要なものを削り、必要なものの言葉が聞こえるようにすることなんだ」と。
だとしたら、まだまだ僕らは、不要なものが削れていない。
必要なものの言葉が聞こえていない。
ほんと、まだまだ、なんだなあ。
 
だからこそ、「品揃えが幅広いかどうかではなく、品揃えが正しいかどうかの問題」という言葉のとおり、自分たちが完全に理解し、それを簡にして要な説明ができる量やサイズに絞っていくことが大事なんだなあと強く感じた。
例えば、たったひとつだけの商品しかないメーカーがあったとして、完全に理解できる範囲が、たったひとつの商品であるならば、それが正しい、ということだ。
それで勝負するしかないし、それで勝負していくべきなんだと思う。
 
以前、ある人に教わった。
「自分が全力でクオリティにこだわれるサイズが大切」なんだと。
そういうことなんだなあ。
そういうことだ。