アオゾラランド



本日は奥伊勢フォレストピアで開催されたイベント、アオゾラランドへ。
暑かったけど、景色も空気も料理もおいしかった。
さらに、RAMOさんの演奏が、これまたすごくいい。

RAMOさんの演奏中、一番前でただじっと聴き入ってた赤いTシャツの男の子が印象的だった。

着ているTシャツのプリントは正直どうかと思ったけど。
人生で最高の日
3歳~5歳頃になると、子宮にいた時のことや前世まで話し出す子供がいる、っていう話になると、決まって思い出すことがある。
かなり前だけど、東京のとあるカフェで、近くに座っていたママさん2人とそれぞれの子供がひとりずつの計4名。
どうやら子供達は同じ歳のようで、ひとりのママさんが、先日、自分の子供が子宮にいた時のことや、生まれてくる瞬間のことを話し出したと興奮気味に話す。

それを聞いたもう一人のママさんは、とてもとても残念そうに、(自分の子供を見ながら)この子は出来が悪いからまだ話さない。
何回か聞いてはみるんだけど、何のこと?って顔してるだけ。本当にショックだ。と話す。

この会話を聞いた(聞こえてきた)僕は、むしょうに腹が立った。
自分の子供がそれを話さないからって、出来が悪いってどういうことなんだ。
覚えてないからって、その子の能力には何の関係もない。
子供の能力や可能性を、こんな次元の低い親に決められたくはない。

親に腹が立ったのと同時に、この子に今後降りかかる、わけも意味もない様々なプレッシャーに、心から同情した。
僕の娘は今2歳。
子宮にいた時のことや生まれてくる時のことをいつか話し出すのか、話さないのか、そんなことわからないけど、たとえ覚えてなくてももちろん全然OK。
父さんと母さんが、昨日のことのように覚えてるから、いつかその時のことを、話してあげよう。
君が生まれた日のこと、子宮から体半分が出たところで、もう「おぎゃ」って泣いて、びっくりしたこと。
その30秒後に、もうあくびをして眠ってしまったこと。

父さんと母さんにとっての、人生で最高の日のことを。
ある先輩の言葉
「先輩におごってもらったら、先輩におごり返すんやなくて、自分の後輩におごってやること。そうやって、繋いでくんや。」

20年くらい前に言われた、ある先輩の言葉。
今でもちゃんと、守ってますよ。

今、どこで何をされているんでしょうか。
なんとなく、思い返しています。
誕生日おめでとう
誕生日、おめでとう。
君の行く空が、どうか決して、曇らぬように。
ディーター・ラムスの言葉
時々読み返す、デザイナー、ディーター・ラムスの言葉。
デザイナーの間では有名すぎる言葉ですが、今一度。


01. Good design is innovative.
「良いデザインは、革新的である。」
既存製品の形を真似るものでもなく、単に新奇性のための新奇性を生み出すのでもない。革新の神髄は、製品の機能すべてに明確に見て取れなくてはならない。現在の技術的発展は、革新的なソリューションを生み出す新たなチャンスを提供し続けている。

02. Good design makes a product useful.
「良いデザインは、製品を有用にする。」
製品は使われるために買われる。それは、中心的機能においても付加的機能においても、明確な目的を果たさなければならない。デザインの最も重要な任務は、製品の有用性の効用を最大化することである。

03. Good design is aesthetic.
「良いデザインは、美的である。」
製品の審美的側面は、製品の有用性と不可分である。なぜなら、毎日使う製品は、私達の快適な暮らしを左右するからだ。しかし、美しさを持ちうるのは、うまく考えられたものだけだ。

04. Good design makes a product understandable.
「良いデザインは、製品を分かりやすくする。」
それは、製品の構造を明らかにする。さらに良いのは、製品自体に語らせることができる点だ。ベストなのは説明を要しない。

05. Good design is unobtrusive.
「良い製品は、押し付けがましくない。」
目的を果たす製品は、道具のようなもの。装飾品でも芸術品でもない。したがって、そのデザインは中立的で控えめで、ユ-ザ-に自己表現の余地を残すものであるべきだ。

06. Good design is honest.
「良いデザインは、誠実である。」
良いデザインは、実際以上に製品を革新的に、パワフルに、あるいは価値がありそうに仕立て上げない。守れない約束で消費者を操作しようとしない。

07. Good design has longevity.
「良い製品は、恒久的である。」
短期間のうちに時代遅れとなってしまうトレンドを追わない。うまくデザインされた製品は、今日の使い捨て社会における短命のつまらない製品とは大いに異なる。

08. Good design is consequent down to the last detail.
「良いデザインは、あらゆる細部まで一貫している。」
何も曖昧であってはならない。デザインプロセスにおける徹底と正確性は、ユ-ザ-への敬意を表す。

09. Good design is environmentally friendly.
「良いデザインは、環境に優しい。」
デザインは、安定した環境と分別ある原材料の使い方に貢献するものでなけれはならない。これには、現実の汚染だけでなく、視覚公害と破壊も含まれる。

10. Good design is as little design as possible.
「良いデザインは、できるだけ少なく。」
少ない方がよい。なぜなら、その方が本質的な点に集中でき、製品に重要でないものに悩まなくてすむ。純粋さに戻ろう! 簡潔さに戻ろう!
生命力
ある日、ある公共施設に貼ってあったポスター。
カンボジアの子供の無表情な顔がどアップ。

一緒にいた人が言った。
「なんて澄んだ目なんだろう。僕のくすんだ目とはやっぱり違うなあ。」
もう一人の人も言った。
「欲がないって言うか、ほんと、綺麗な目ですよね。」

でも僕には、生命力をまるで感じない、まるで死んでいるかのような目に思えた。
そこにいるのに、そこにいない感じ。

良し悪しは、別問題。
ラッキーとアンラッキー
個人的な経験から学んだこと。
だから誰にでもあてはまるとは限らない。

ラッキーとアンラッキーのバランス。
1のラッキーがあったときは、必ず、同じ1のアンラッキーがいずれやって来る。
逆に、1のアンラッキーがあったときも必ず、同じ1のラッキーがいずれやって来る。
問題は、自分では10のアンラッキーだと思い込んでいたのに、1のラッキーしか返ってこないとき。
くっそー。
でもその場合、1のラッキーが正解。
人は、オーバーに悲しみ、オーバーに苦しむ。

生まれたときに持たされた、ラッキー玉とアンラッキー玉の数は等しい。
1のアンラッキーがどれくらいのものか、たぶん、蚊に刺された程度。
だったら、1のラッキーで満足してれば、大きく悲しくことも苦しむこともない。
でも、なかなかそうはいかない。

人の一生の心拍数には限りがあるらしい。
いつもイライラしてたら、心拍数の無駄使い。
わかっちゃいるが、なかなかそうはいかない。
できることならおっとりと、ゆっくりと、生きていきたいもんだ。

なかなかそうはいかないんだけど。


昨日、1円玉を拾った。ラッキー。
きっと先日、車にハトのフンを落とされたからだろう。