デザインは意識活動である。



迷ったら、柳宗理に戻る。

「デザインは意識活動である。しかし、自然に逆らった意識活動は醜くなる。なるたけ自然の摂理に従うという意識である。この意識はデザインする行為の中で、究極のところ無意識となる。この無意識に到達したところより、美が生まれる。」

当時、この文章に出会った時は心が大きく揺さぶられたけど、おそらくその時の僕は間違った解釈をしたのだと思う。
多少意味をはき違えたまま、僕は僕の無意識に到達しようと、ある行動をはじめた。
やがて自分の中に、本来の自分とはまるで違うもうひとりの自分を生み出した。
もうひとりのそいつは、今でもちゃんと僕の中にいる。
勘違いからはじめた行動だけど、確かに僕の中に美が生まれた気がした。
それ以降、僕のデザインを美しいと表現してくれる人が劇的に増えたのも、きっと偶然ではない。

だけど、それを続けるのは大変だ。
時に全てがうまくいかない。
そしてまた迷う。
迷ったらまた、そこに戻る。

僕にとっての柳宗理は、森で迷った時の、北極星なのだ。
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