銀座手仕事直売所 2015


来週からいよいよ銀座手仕事直売所2015がはじまります。
今回の丸川商店は、主力ラインナップである松阪木綿はもちろん、今回から新しく「擬革紙(ぎかくし)」を使った商品も出品致します。
擬革紙とは、しわをつけた和紙に顔料を塗り、動物の革そっくりに加工した、三重県指定の伝統工芸品です。
江戸時代にタバコや、動物の革でできたタバコ入れ(紙煙草入)が大流行しましたが、伊勢神宮には、獣物(けものもの)を持って入ることは禁じられていました。
そこで三重で誕生したのが、伊勢和紙を使って動物の革そっくりに加工された擬革紙。
参宮土産としても大変な人気を集め、1900年(明治33年)のパリ万国博覧会では見事に金賞を受賞しました。
残念ながら昭和初期に加工技術が途絶えてしまった擬革紙ですが、当時の参宮土産を現代によみがえらせようと、参宮ブランド「擬革紙の会」が発足され、僕も3年ほど前から、ブランドプロデューサーとして関わらせていただき、これまでバックや帽子などのデザインを担当し、メンバーの方々と一緒に擬革紙の再興に取り組んでいます。
今回は、この擬革紙を使って絶滅危惧種の動物を折り紙にしたシリーズの第一弾「カバ」を出品します。
色はベージュとグレーの2色。
パッケージも手仕事直売所だけのスペシャルボックス仕様です。
ほかにも、擬革紙の名刺ケース(ベージュのみ)も出品。
折り紙の折り型は建築家の野口直人さんにお願いして、丸川商店だけのオリジナル折り型を設計していただきました。
ぜひとも直接お手にとってご覧ください。
補足ですが、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストによると、約7万6千種の動植物のうち、絶滅が危惧されている種は2万2千種以上にのぼり、ほ乳類は5種に1種、両生類にいたっては4種に1種が絶滅の危機にあります。
これらの動植物が絶滅してしまうと、生物多様性が崩れ、やがては僕たち人類も、絶滅の危機をむかえることになるかも知れません。
動物の乱獲や違法な狩猟を根絶し、生物の多様性を守っていく。
今回の擬革紙の絶滅危惧種の動物折り紙を通して、これらのことを、より多くの方へ伝えていきたい、そういう思いを込めて制作した商品です。
僕は最初から最後まで会場または会場付近をフラフラと歩き回っていると思いますので、見かけたら気軽に声を掛けてください。
僕の表情を見て、なんか不機嫌そうに見えたとしても、それが平常時の顔ですのでお気になさらずに。
そうそう、今年も伊勢うどん、あります。
では、会場でお会いしましょう~!
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