ぐんげんどう



「ぐんげんどう」

一気に読んだ。
風景が浮かんだ。
なんて素敵な本だろう。
それしか言葉が出てこない。

登美さんは僕と同じ三重県出身。
現在、群言堂さんでも丸川商店の商品を販売していただいている。
昨年、登美さんが僕の松阪の自宅に来ていただいた時に、本を作ることは聞いていた。
しかもディレクションは僕が尊敬するデザイナーの佐藤卓さんだと聞いてワクワクしたのを覚えてる。

その時に登美さんから、「復古創新」という言葉を教えていただいた。
「復古創新」とは、先人の生きてきた過去から本質を理解し、未来からの視点でチャレンジ、創造する行動や考え方のこと。
その時は正直に言えば、あまり理解できていなかったと思うけど、この本を読んで、その真意がとてもよく理解できた。
僕も「復古創新」を大切にしていきたいと思う。

そもそも大吉さん登美さんご夫妻とはじめてお会いしたのは、加藤エイミーさんの紹介で、まだ僕が東京の清澄白河で店をやっていた頃に店に立ち寄っていただいたのがはじまりだった。
この3人が揃うと、とんでもなく圧倒的なパワーを感じるし、それと同時に、ものすごく暖かい空気感に包まれる。
始めて訪れた古民家なのに、すっぽりと心が包まれて、一瞬でその空間に溶け込んでしまうような、あの感じ。
すごい人達は、本当にすごい。

それにしても、群言堂の世界感を見事に表現したこの本のディレクションはたまらない。
卓さん、やっぱすごいっす!
大吉さんと登美さんの言葉もすごく素敵。
個人的には今の僕の仕事のスタイルや今後の夢に直結するようなお話にすごく共感した。

一部を紹介すると、

「人生の中で、どれだけ美しい仮説に出会えるか、質の高い仮説を立てられるかは、大切なことだと思います。」
「都会では難しいことも、田舎ならできる。田舎の贅沢を、都会の人たちに提供しよう。」
「町の中心に入れば入るほど、地域の小さな店になってしまう。中心から離れた山の中や沿岸部に行くと、広域圏が生まれる。」
「この会社は、単に雑貨業でもなく、アパレル業でもなく、この夫婦の生き方が産業になっている」
「働きながら暮らすのではなく、暮らしながら働くこと。」

などなど。
みなさんもぜひ読んでみてください。

ただね、それなのに、本当に失礼な話だけど、僕はまだ石見銀山に行ったことがない(ごめんなさい)。
でもこの本を読んで、もう、いてもたっていられない気分。
早く行きたくて仕方ない。

大吉さん、登美さん、卓さん、素敵な本をありがとうございました!
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