MIE食の産業セミナー2018



今日は、「MIE 食の産業セミナー2018」に参加してきました。
セミナーの講師を務めることは多々ありましたが、受講者として参加するのは今回を入れても片手で数えられるほどしかありません。
しかも、今回のセミナーは通常、デザイナーが参加するような内容ではなかったので、デザイナーはおそらく僕ひとりだったのではないかなと思います。

セミナーに参加してみて感じたことは、事業者の方々は、デザイナーに対して色々と不満を持っていらっしゃるんだなあということ。
デザイナーが参加してるなんて誰も思ってないので、気兼ねなく文句を言えたのでしょう。
デザイナーにとっては耳の痛い話もありましたが、普段聞けないことを聞けるのは貴重な体験であり、実におもしろかったです。

割と僕も普段から、同業者でありながらデザイナー批判みたいなことを言うほうなので、参加者の皆さんのおっしゃることもよくわかります。
デザイナーは流通のことを知らなすぎるという意見も、だからこそ僕は流通を学ぶために2008年から自社で小売業も始めたし、事業者とデザイナーのミスマッチが起きるという問題に対しても、「C荘」というプロジェクトで解決しようと数年前から動き出しているし、パネラーの方から、「優秀なデザイナーほど、企画の頭から参加したがる」という言葉のとおり、特に三重のデザイナーは出口近くになってからしか呼ばれないのが問題であり、企画の立ち上げから参加すべき(参加させるべき)と、もうずっと言い続けてきました。

ただ、デザイナーを擁護させていただくならば、気持ちがないわけでは決してないのだと思います。
いいものを作りたい、デザインでお役に立ちたい、金額うんぬんを超えた、もっと燃える仕事がしてみたい、とか、やる気自体はなくしてないと信じてます。
ただ、やはり、言い訳に聞こえるかも知れませんが、三重県という土地の難しさは必ずあると思うんです。
ならばここをどう解決するか、それが問題の本丸だと思っています。

もちろん、三重県の多くのデザイナーは、実際に流通や小売りを経験したこともないし、事業者に言われるままのデザインだったり、Pinterestで見たものをそのまま採用しました的なデザインも時々見かけるし、そういう、デザイナーとしての根本がなってない人も多いのは事実なので、このあたりも緊急の課題だよなと思います。

それに、お叱りをいただくことを覚悟して言うならば、事業者側の意識にも、解決しなければいけない課題はやっぱりあるようなあと思います。
例えば、パネラーのひとりの方が、「僕らは、なるべくぶっとんだデザイナーを起用するようにしています。我々が理解できる程度のものはダメで、理解できないようなデザインを積極的に採用します。」とおっしゃっていて、こういう言葉は、デザイナーにとっては勇気をいただける言葉だったように思います。

とにかく、デザイナー、特に僕のようなデザイナーは、この土地ではあきらかに浮いた存在で、「距離」みたいなものを強烈に感じました。
で、どうするか。今回参加してみて、色々課題も見えたし、いい経験をさせてもらったので、これらを活かし、デザイナーと事業者がそれぞれ、もっといい関係を築いていけるよう、僕も僕なりにがんばっていきたいと思います。

三重県のデザイナーさん、一緒にがんばっていきましょう!
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